代表理事
澁　谷　　啓

　建設工学研究所は、神戸大学で得られた建設工学および建設技術に関する研究・開発の成果を社会還元し、 安全で安心な都市および地域社会の創造に活用するため「学と官と民とがスムーズに連携して諸課題に対応できる場」として、 昭和33年(1958年)11月に文部大臣の設立認可を受け、財団法人として発足し、特定公益増進法人の認定を受けて所期の事業を遂行して参りました。 昭和41年（1966年）5月には、灘区鶴甲に旧研究所棟が竣工し事業実施の拠点となりました。

　平成25年（2013年）4月に、公益法人制度改革に伴い一般財団法人となりましたが、設立時の基本理念を継承し、 公益の増進に寄与する事業を推進してゆくことに何ら変わりはありません。 平成27年(2015年)5月には、現在の新研究所が旧研究所棟跡地に竣工しました。

発足当初から60年以上の長期に亘り、当研究所が所期の事業を円滑に遂行できましたのは、 これまでご支援・ご協力いただいた地元自治体、賛助会員の皆様ならびに民間事業者の皆様のお蔭と心より感謝しております。

今後も、常に時代の要請に応えられるよう、所員・研究員が一丸となって先端的な研究の推進・成果の社会実装を目指して参ります。 皆様方には変わらぬご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。